繁田和夫:加藤茂雄 Kato Shigeo

1925年、神奈川県鎌倉市生まれ。石川島造船所青年学校、横浜工業学校を経て、1946年、鎌倉アカデミア演劇科に入学。1949年卒業。1950年、演劇科の同期生だった廣澤榮の勧めで東宝と準専属契約(1954年に専属契約)。『生きる』『七人の侍』『ゴジラ』など、ノンクレジットも含め、膨大な数の映画に出演。1972年の契約解消後は、「ウルトラシリーズ」「太陽にほえろ!」「大江戸捜査網」「赤い衝撃」等のテレビや舞台にも活動の幅を拡げる。その一方、地元の鎌倉由比ヶ浜で、漁師として地引き網漁を営む。「鎌倉アカデミアを伝える会」代表。2017年には、絵本『茂さん 鎌倉長谷のむかしむかし』を刊行。

≫加藤茂雄 出演作品


 

波川由希:宮崎勇希 Miyazaki Yuuki

1995年、福岡県朝倉市生まれ。2010年より、ライブ配信サイト「スティッカム」で動画配信を行っていた素人女性を中心に結成されたアイドルグループ「LilCouleur(リルクルール)」に参加(2015年8月まで)。現在は女優として活動。100人を超える応募者の中からオーディションで見事本作のヒロイン・由希役を射止めた。劇中の由希と同様、一眼レフカメラで写真を撮るのが趣味。

 

繁田智子:渡辺 梓 Watanabe Azusa

1969年、静岡県富士宮市生まれ。1987年、仲代達矢主宰の無名塾の第11期生として入塾。1989年にNHK連続テレビ小説「和っこの金メダル」のヒロインに抜擢され脚光を浴びる。その後も数多くの舞台やテレビドラマなどで活躍。2005 年にはスーパー戦隊シリーズ「魔法戦隊マジレンジャー」に5兄弟戦士の母親(小津深雪/マジマザー)役で出演、新境地を開く。2010年、美術家・稲吉稔とともにアートプロジェクト「似て非works」を横浜市にてスタートさせる。近年の映画出演作に『バケツと僕!』(2017)、『ああ栄冠は君に輝く』(2018)など。新作『一粒の麦 荻野吟子の生涯』が2019年秋公開。

 


監督・脚本・撮影・編集:大嶋 拓 Oshima Taku 

1963年、東京都世田谷区生まれ。1988年、慶應義塾大学文学部人間関係学科卒業。同年、『ドコニイルノ?』がぴあフィルムフェスティバルに入選。1994年、初の劇場用長編作品となる『カナカナ』を監督。モントリオール、ベルリン、ウイーンなど多くの国際映画祭に招待され、「新感覚の日本映画の出現」と注目を集める。作品はほかに『火星のわが家』(2000・東京国際映画祭正式参加)、『凍える鏡』(2008)、『影たちの祭り』(2013・厚生労働省社会保障審議会特別推薦児童福祉文化財)、『鎌倉アカデミア 青の時代』(2017)など。著書に『龍の星霜 異端の劇作家 青江舜二郎』(2011)。本作は約10年ぶりの劇映画となる。

助監督・スチール:内田裕実
協力:鎌倉市中央図書館近代史資料室 鎌倉市川喜多映画記念館 鎌倉アカデミアを伝える会 長四郎網 鎌倉 香山
製作・配給:「浜の記憶」製作委員会
 [2018年/日本/HD/52分]

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